急戦小僧の独り言(過去の独り言)




9月6日(水) episode1470;気分一新

髪を切ってきました。
いつも通りですが、バッサリ短く。
季節は夏の終わりに差し掛かっていますが、職場は常夏なもので(笑)。
年中半袖で過ごせるそうですし、髪が短くても少しも不自然ではありません。

もっとも、外を歩くとやや季節はずれの感も(苦笑)。
このところ、冷房が無くても快適に眠れるほど、涼しくなっていますし。
あれほど暑かった夏はどこへやら、あっという間に秋の気配です。

書き遅れましたが、今日は勤務は休み。
休日はとにかくどこかへ出掛けるようにしています。
家にずっと引き籠もっていては、なかなか新しい発見がありませんから。
気分転換にもなりますし、これからも積極的に出掛けていきたいと思います。


9月5日(火) episode1469;柔よく剛を制す

私の好きな言葉に、「柔よく剛を制す」というものがあります。
これは太公望が撰者と言われる『三略』の中にある言葉。
斉の国は古来から道家的な思想が強いと言われますが、この一節にもそれを感じます。

「なるべく含みの多い手を指す。」
将棋に例えると、こんな感じでしょうか?
何でも将棋の話題にしてしまうのは私の悪い癖ですが、一番知っている事象ですから仕方ありません。

今日は整体に行ったのですが、ココの治療法がまさにそんな感じ。
患部に強い刺激を与えず、周囲からじっくりとバランスを整える施療でした。
筋肉をいきなり揉みほぐすものに比べると、いささか消化不良気味ですが…
きっと後から効いてくる、そんな気がする今日この頃です。


9月4日(月) episode1468;棋界情報

渡辺竜王への挑戦者を決める、第18期竜王戦挑戦者決定戦。
本日はその第2局が行われました。
先勝した佐藤棋聖は、後手番ということもありゴキゲン中飛車を選択。
かつては居飛車一辺倒でしたが、最近は後手番での振り飛車が目立ちます。

これに対し、丸山九段はオリジナル戦法の『丸山ワクチン』で迎撃。
中盤で鋭く踏み込み、一気に激しい戦いとなりました。
途中までは丸山九段が指せそうでしたが、過激に踏み込みすぎたのが敗着。
丁寧に面倒を見られて攻めが切れてしまい、投了となりました。

これで、竜王戦は渡辺竜王−佐藤棋聖というカードになりました。
個人的な予想は、佐藤棋聖が4−2で奪取。
渡辺竜王の底力も相当ですが、今の勢いを考えると、佐藤棋聖がやや優勢かと。
第1局は10月10日・11日に、サンフランシスコで行われます。
あと1ヶ月、待ち遠しくてなりませんね。

今日はもう1つ注目の対局、A級順位戦3回戦の羽生三冠−阿部八段戦が行われました。
戦型は両者得意の相矢倉。
最新形の戦いから阿部八段が流れをつかみ、優勢となりました。
その後も好調に攻め続け、羽生三冠は屈辱的な辛抱の連続。
あまりの大差に、投了まであり得ると感じるほどでした。

ところが、その辛抱に焦りを感じたのか、阿部八段が決め急ぎ混戦に。
結局、寄せきれず相入玉模様となり、点数勝負に。
(相入玉の場合、大駒5点、小駒1点で数え、双方24点以上なら指し直し。)
最後は、阿部八段の点数が明らかに足りなくなり、無念の投了。
じっと駒を取っていれば、負けだけはない将棋だっただけに、悔やまれる敗戦となりました。

これで羽生三冠は2勝1敗と勝ち越し。
名人挑戦へ向けこれ以上の負けは許されないだけに、大きな勝利でした。
羽生三冠、佐藤棋聖共に絶好調の今日この頃。
両者で争われる王位戦、王座戦の行方に、これからも大注目ですね!


9月3日(日) episode1467;NHK杯

本日の組み合わせは、藤井九段−山崎七段。
予想通り寝坊し、起きると中盤の終わり頃でした。
戦型は相振り飛車。
後手の山崎七段が竜を作り、やや優勢かと。
しかし、堅さは先手が優るため、勝つまでには大変だと思いました。

ところが、ここで山崎七段に失着。
自陣桂をウッカリし、その桂馬を三段活用されては勝負アリ。
先手玉に全く寄りつきがないため、予想以上の大差となってしまいました。
最終盤は藤井九段の寄せを見るばかりでしたが、全体的には面白い内容だったと思います。
来週も好勝負に期待したいですね!


9月2日(土) episode1466;精神力

将棋世界10月号を購入。
一番印象に残ったのは、今泉アマのインタビューにあった次の言葉。
「精神力の強さと根性は違うんです。」

私などはまさにこの典型。
精神面は脆いのですが、「負けたくない」という一心で頑張る。
逆に、少し優勢になると震えてしまい、毎度のように逆転負けを食うのです。

これは私生活でも言えることで、誰にでも出来ることは苦手。
普通の人より上達が遅いため、鈍さばかり目立ってしまうのです。
遅れを取り戻そうと焦り、更にミスを積み重ねる。
この悪循環から抜け出せず、メンタル面からダメになってしまうのです。

長期間続ければ、それなりに結果も残せるのですが…
社会人となり、悠長に待ってもらえるほど甘くない現実に直面しています。
自己変革の時を迎え、悩める日々はしばらく続きそうです。


9月1日(金) episode1465;始業式

高校生時代までの私にとって、最も憂鬱なこの日。
夏休みの宿題は、始業式を終えてからというのが恒例。
1年で一番忙しい1日であったのは、言うまでもありません。

共学に通っていた方なら、「好きなあのこと久しぶりの再開♪」なんて展開もあるのでしょうが…
私の母校、高槻高等学校は中高一貫の男子校。
高校生にもなると、周囲も教師も見飽きた顔ばかり。
オマケに山のような宿題とくれば、現実逃避したくなるのも無理はありません。

当時と比較して変わったと思うところは、気分ムラの激しさ。
年中お気楽と思われがちの私ですが、塞ぎ込んでいる方が実は多いんです。
こんな時は家に引き籠もり、嵐が過ぎ去るのをじっと待つ。
大学生時代に学んだ、私なりの精神安定法です。

ここ数日、かなり憂鬱な状態が続いていたのですが、少し気分が晴れてきました。
9月になったことですし、気分一新で頑張りたいと思います。
それでは、明日が良い一日でありますように。


8月31日(木) episode1464;王位戦第5局

天王山となった王位戦第5局。
昨日の1日目では、佐藤棋聖がまたも意欲的な作戦に出て、主導権を握りました。
羽生王位は固めて待つだけという、やや不本意な展開。
しかし、現在は後手番がかなり苦労していることもあり、こういう作戦も有力ではあります。
佐藤棋聖は棋風通り積極的に動いていきましたが、やや無理気味だったか。
羽生王位は手に乗って動き、そのまま一方的に攻める展開。
佐藤棋聖も壮絶な粘りを見せますが、堅さが違いすぎ、最後は大差となってしまいました。
これで王位戦は羽生王位の3勝2敗、防衛へ向け大きな1勝を挙げました。

昨日行われたA級順位戦では、谷川九段が不詰めをウッカリするという珍事。
(要の竜を見捨てて敵玉に迫ったが、取られてみると詰まず投了。)
まだ時間を残していただけに、このポカは悔やまれます。
これで、A級は郷田九段が唯一の2連勝。
1勝1敗で8人が追うという、例年にない激戦となっています。
来年3月の挑戦者決定まで目が離せませんね。

このところ、夜勤のシフトに入り体調が厳しいです。
家に帰ったら寝るだけ、本当にそんな生活。
大型二輪免許取得も進んでおらず、色々な面でピンチですね。
輝かしい未来を得るべく、真価を試される日々。
悲観的になっても仕方ないので、お気楽に頑張ろうと思います。


8月30日(水) episode1463;整体

このところ体の調子がイマイチ。
特に、首〜背中にかけての凝りがヒドく、座っているのが苦痛な状態でした。
そこで、思い切って整体院へ。
せっかくの機会なので、少し変わった療法を行っているところを選びました。

整体のイメージというと、マッサージの延長のような感じでしょうか?
筋肉をほぐして血流を良くし、その上で骨を正常な状態にする。
一般的にはそんな感じだと思います。
ところが、本日行ったところは一風変わっており、患部にはほとんど触りません。
足首や膝を伸ばしたり回したりし、その運動を通じて全身を正しい状態にするそう。
ツボを押さえるわけでもなく、痛みも一切ありませんでした。

本当にこんなので利くんだろうか?
終わった時は、正直そう思いました。
帰宅後に昼寝をし、起きてみると…「何だか、体が軽い。」
一発で完治という訳にはいきませんが、体への負担も少なく良さそうな感じ。
しばらく、ハマりそうです。


8月29日(火) episode1462;『ツルモク独身寮』

初めて読んだのは、学生寮に住んでいた頃。
社会人への漠然とした憧れを抱き、ただ無邪気に生きていたあの日々。
壮大な夢もありましたし、自分は何でもやれると信じていました。

あれから数年が経ち、社会の一員となった自分。
「こんなハズじゃなかった…。」
思わずそうつぶやいてしまいそうな、どこにでもある平凡な人生を送っています。

夢は何なのか?、そこに向かってどう生きるのか?
感動のフィナーレを迎え、思わず自分にそう問いかけたくなる、そんな作品でした。
大いなる海への旅立ち、それこそが私に最も必要なものかもしれません。

ともかく、家に引き籠もって漫画を読んでいてはダメですね(笑)。
『三十にして立つ』、そのための準備を始めなくては。
輝かしい未来へ向かって、今日から頑張ってみることにします。
では、皆さんも明日が良い一日でありますように。

8月28日(月) episode1461;竜王戦挑戦者決定戦第1局

竜王戦挑戦者決定戦3番勝負、第1局が行われました。
ココに駒を進めたのは、丸山九段と佐藤棋聖。
下馬評は、今期絶好調の佐藤棋聖がやや有利かと。
佐藤棋聖の鋭い攻めを丸山九段が如何にいなすか、注目が集まりました。

振り駒の結果、先手番を握ったのは佐藤棋聖。
丸山九段は得意の一手損角換わりを選択し、佐藤棋聖は手得を活かすべく早繰り銀に。
まさに棋風通りの戦いとなりました。
最終盤まで難しい攻防が続きましたが、終始積極的だった佐藤棋聖が攻めきり快勝!
(感想戦の記事を読むと、丸山九段が最善の粘りを逃したようでしたが。)
渡辺竜王への挑戦へ向け、あと1勝となりました。

次局は丸山九段の先手番。
後手の佐藤棋聖がどのような対策を見せるのか、注目が集まります。
第2局の対局日は、1週間後の9月4日。
今から待ち遠しくてなりませんね!


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